3DCGの制作者育成へ 日本アニメ 地盤沈下に危機感
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100113/bsb1001130504002-n1.htm
たまにはー真面目な論評でも
ちなみに憶測も入ってるのでうまくフィルターして読んでください。

経済産業省がこのような政策を行うらしい。どこにどのようなお金が流れたのか興味のある。
知ってる人いたら情報教えてください。

以前、国がらみの仕事をしてたことがあるので、このような予算がつく流れを軽く説明すると、
↓このページで定期的に公募される募集内容にあった計画、
組織を持っているところが計画を提案しコンペンション面接の後に予算がつく。
http://www.meti.go.jp/

国の案件については厳しいチェックがあるから、それをこなせるだけの事務能力も要求されるため、
実際に受託するのは大企業が多い。恐らくだが政治献金を行っている組織の名前が入ってたりすると通りやすいのではと思う。

以前かかわったプロジェクトでは定期的に審査というか進捗の報告会があった。
そのときの国から来る人の反応を見るには、
その研究に対してなんの興味も熱意もない人が仕事で管理しなくてはいけない建前上仕方なくコメントしてる感じだった。

お役所の側の意見としては「現場に制限を加える事はよくないから体裁だけ整えて、自由にやらせる」との立場からだと思う。
ある意味それも正しいのだが。。。あまり、能動的ではないと思う

今回のプロジェクトは似たようなことにならない事を祈る。

だいたい、こういうのにつく予算って3年x3億とか・・・
うまく使えば結構いいものが作れそうな気がする額だったりする。
ちなみにこれらの予算は我々の税金の使われ方の一つなのも忘れてはいけない。

お役所がこういうことをしていると現場にちゃんとお金を回せ的な意見もでてくると思う。

日本政府ではないが、実はそういうプロジェクトもある。
「よなよなペンギン」
http://yonapen.jp/index.html
フランス政府から14億でてるらしい。(ハリウッド映画では100億規模なのに14億しか出さないフランスもどうかと思うが)
まぁまだ見ていないので酷評は控えたいが興行収入どおりの出来なのではと予測している。

ここで言いたいことは、「たとえ10億以上の予算がついても日本の現場は使いこなせない」のではないかということだ

問題の本質は
「低い制作費の押しつけや、人材の海外流出」ではなく

「大規模の予算を扱えるプロダクションがない」ということと思う。
問題を解決するためにはそういったプロダクションが必要なのだが
じゃぁ誰がそのプロダクションを作るのかだ

俺が感じてる現状
国:
丸投げ政策、体裁建前が重要で実際に物事を変える気はない。
ホントの上の人はどうかわからないが窓口に立つような下っ端は
変わったらラッキーくらいに考えてるので、
変わらなくても現場の責任にしてしまえと思っている。

国から予算をもらえるような大企業:
会社の方針や、流行のキーワードに乗っかって予算を取りに来てることが多い。
現場レベルの人は実際に変えたいという熱意はある。
ただ、大企業特有のよくわからんロジックや内部資料作成に追われて
ほんとにやりたいことに集中できない。
また、自分の身を犠牲にしてまで何かを変えようとは思わない。

制作現場:
誰よりも現場が変わる事を熱望しているが、
絵作りが一番でこういった政治的なことに興味ある人が少ないor注力できる環境がない。

つまり、このようなお金が流れている事を知ってもどうする事も出来ない。

んで、誰にも作れてないのではと思っている。

ちなみにどういう組織が
「大規模の予算を扱えるプロダクションをつくれる組織」
かというと

・CG映像制作は扱う額も人数も多いので必然的に経営能力が高いことが必要である。
・売れる映像をきちんとマーケティングできる能力
・その映像を制作できるプロデュース能力
・現場をきちんと回すためのCGプロダクションに精通している能力

かなと思う。

はっきりってどれも非常に難しい課題である。

まず、ハリウッドレベルの製作体制を作りたければ売り上げも同等にしなくてはいけない。
毎回、はずれなしで一本100億くらい売らなきゃダメなのである。

そういったマーケティング能力をもった人材を育てる必要がある。
がそういった人材が果たして何人この世の中にいるのか・・・
いたとしても別の仕事の方が儲かるから、安い映像業界で働くわけがない。


また、これを解決するために一番必要な組織化やチームワークだが

日本の現場では
日付の表示方法で「20100114」と表記するか「100114」と表記するか
みたいなことでケンカをしたりする。

正直どっちでもいいことだ、ただし、どちらかに統一する事が大事!
共通化、標準化は仕事の効率を上げる基本です。
ミスも減るし、引継ぎもしやすくなる。

「個人個人がやりやすいほうでいいよね」
を現場で正義としてるうちは組織化の道は遠い

多少やりづらくても皆で同じ事をやることが必要
それがチーム力といわれる事だと思う。

そいったプロダクションつくれなんてーのは東大入試なんかよりもよっぽど難しい。
でも、ハリウッドで出来ているという事は日本でもできるということだ!

だから本気になって取り組まないといけないのである。
これは一朝一夕でできることではない。
いろんな人が人生かけてやってやっと到達できる事だと思う。
時間もかかるしゆっくりやる必要もある。
焦らず一歩一歩進むしかないのである。

と思った

以上です。長文ご精読ありがとうございます。

とりあえず一歩一歩明日もリグやります。
アー風邪だし寝ようw